「松本オムニバス」のチラシを準備する学生たち。チラシは、折るとバスの形になる
信大人文学部芸術コミュニケーション講座は2月7日、松本市内の閉館した映画館やショッピングセンターなどを舞台に学生らが繰り広げるパフォーマンスを、バスで移動しながら楽しんでもらうツアー「松本オムニバス まちとアートをつなぐ旅」を計画し、参加者を募っている。パフォーマンスは、舞台となる建物やその歴史から着想したダンスなどで、芸術を通して身近な街の魅力を再発見してほしい−との思いを込めたユニークな試みだ。
当日は、貸し切りバスでJR松本駅を出発。同駅−信大松本キャンパス間に設けた数カ所の会場で、パフォーマンスを見る。学生以外にも、東京を拠点に活動するユニット「KATHY(キャシー)」と美術家の太田麻里さん=京都市=が参加する。
会場は、学生たちが「ふだんから気になっていた建物」の中から選んで、それぞれの所有者に趣旨を説明し、承諾を得た。「建物について調べ、話を聞くうちに歴史や役割を知り、松本の新しい顔を知った気がした」と人文学部2年の神谷洋輔さん(20)。一部の会場では、地域の住民に加わってもらうことも検討中だ。
今回の企画には、太田さんやKATHYのほかに、美術家の門脇篤さん=仙台市=も協力。昨年12月、計画づくりのため、門脇さんと一緒に街をめぐった同学部3年の西出百合香さん(21)は「普段は、ただの風景と思っていた場所でも、門脇さんは何でも面白がっていた。私たちも芸術を通じて新しい視点を発掘したい」と話す。
ツアーは午後2時から5時まで。小学生以上が対象で定員45人。無料。参加希望者は23日までに、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号のほか、「松本オムニバス参加希望」と記入の上、Eメール(kanait@shinshu−u.ac.jp)で申し込む。応募多数の場合は抽選。
7、8日の正午から午後5時まで、学生らによる作品展示も行う。展示場所などは今後、「松本オムニバス」のホームページで公開する。問い合わせは同講座(電話0263・37・3247)へ。